ドイツに住んで3年、スーパーに行くたびに目に入るのが山積みのハリボー。日本でも見かけるこのカラフルなグミが、実はドイツ発祥のブランドだということをご存知でしょうか。
私が最初にドイツのスーパーで驚いたのは、ハリボーの種類の多さと価格の安さでした。この記事では、ドイツ在住者だからこそ知る「本場ハリボーの楽しみ方」を実際の購入体験と価格情報を交えてお伝えします。
ハリボーとは?1920年ボン創業の老舗グミブランド

ハリボー(HARIBO)は1920年にドイツ西部のボンで創業された、世界初のグミを作った会社です。創業者ハンス・リーゲル(Hans Riegel)の名前とボン(Bonn)を組み合わせて「HA-RI-BO」という社名になりました。
現在も本社はボンにあり、ドイツ国内だけでなく世界100カ国以上で販売されています。ドイツでは「国民的お菓子」として、パン屋、薬局、ガソリンスタンドなど、あらゆる場所で販売されているのを目にします。
代表作「ゴールドベア」は1922年誕生
ハリボーの代表商品「ゴールドベア(Goldbären)」の原型となる「ダンシングベア(Tanzbär)」は1922年に発売されました。当時のドイツでは見世物小屋の踊る熊が人気で、それをヒントに熊型のグミが誕生したそうです。
現在のゴールドベアには、ストロベリー、レモン、オレンジ、パイナップル、ラズベリー、アップルの6種類のフレーバーが入っています。日本のグミより少し固めで、もちっとした弾力が特徴です。
ドイツのスーパーで買えるハリボー|価格と種類を徹底比較

ドイツの主要スーパー(REWE、Edeka、Kaufland、Lidl)では、必ずハリボーコーナーがあります。私がよく利用するREWEでは、常時20種類以上のハリボーが陳列されています。
2026年1月時点での標準的な価格は以下の通りです。日本と比較すると驚くほど安いことがわかります。
ご参考程度にご覧ください。
| 商品名 | 内容量 | ドイツ価格 | 日本参考価格 |
|---|---|---|---|
| ゴールドベア | 200g | €1.19(約220円) | 約420円 |
| ハッピーコーラ | 100g | €1.19(約220円) | 約198円 |
| サワーベア | 80g | €1.19(約220円) | 約769円(場所によりけり) |
| ファミリーパック | 500g | €2.99(約550円) | 約1,060円 |
| メガパック | 1kg | €5.99(約1,100円) | 取扱なし |
※€1=182円で計算
ドイツ限定フレーバーを実際に試してみた
日本では見かけない、ドイツ限定のハリボーをいくつか購入して試してみました。特に印象的だったのが以下の3種類です。
・ワイングミ(Weingummi):大人向けの上品な味わいで、ワインの風味を再現したグミです。REWEで€1.79(約330円)でした。
ワインは入っていませんが、フルーツフレーバーをワイン風に仕上げた商品です。お土産に買って帰ったところ、30代以上の友人に好評でした。
・ブラック・リコリス(Lakritz):北ヨーロッパで人気の黒いグミで、独特の薬草のような風味があります。好き嫌いが分かれる味で、私も最初は苦手でしたが、ドイツ人の友人は「子どもの頃から食べている味」と言っていました。
・ビール型グミ(Bier-Flaschen):ビール瓶の形をしたコーラ味のグミで、見た目のインパクトが大きいです。Edekaで€1.49(約280円)でした。ドイツらしいネタ系のお土産として重宝します。
ディスカウントストアならさらに安い
ドイツのディスカウントストアLidlやAldiでは、さらに低価格でハリボーが購入できます。Lidlでは200gパックが€0.99(約181円)で販売されていることもあります。
ただし、ディスカウントストアでは定番商品(ゴールドベア、ハッピーコーラなど)中心で、限定品や季節商品はREWEやEdekaの方が品揃えが豊富です。私は日常用はLidlで、お土産用や限定品はREWEで購入するようにしています。
ボンのハリボー直営店「Fabrikverkauf」訪問レポート

ハリボー本社があるボンには、ファン必見の工場直売店「HARIBO Fabrikverkauf」があります。私は2025年4月に訪問し、スーパーでは見かけない商品をたくさん購入しました。
直売店の基本情報は以下の通りです。ボン中央駅から路面電車で約20分の場所にあります。
- 住所: Hans-Riegel-Straße 1, 53129 Bonn
- 営業時間: 月〜金 9:00-18:00、土 9:00-16:00(日曜休み)
- アクセス: Bad Godesberg駅で下車し、徒歩で約30分です。
- 駐車場: 無料駐車場あり
ハリボーグッズも充実
直売店ではグミだけでなく、ハリボーロゴ入りのグッズも販売されています。私はゴールドベア柄のエコバッグ(€3.99)とマグカップ(€12)を購入しました。
他にもTシャツ、キーホルダー、ぬいぐるみ、筆箱など、様々なグッズが揃っています。日本では手に入らないアイテムなので、ハリボー好きの方へのお土産に最適です。
工場見学は不可、外観見学のみ
残念ながら、ハリボーの工場は一般向けの見学を受け付けていません(2025年4月時点)。ただし、直売店の隣に工場建物があり、外観を眺めることはできます。
工場の建物には大きな「HARIBO」のロゴがあり、写真撮影スポットとして人気です。私が訪問した際も、多くの観光客が記念撮影をしていました。
お土産選びの実践的アドバイス

ドイツから日本に帰国する際、私は毎回10〜15袋のハリボーをお土産として購入しています。実際の経験から、お土産選びのコツをまとめました。
相手別おすすめの選び方
子どもがいる家庭向け:ゴールドベアの200gパックが無難です。日本でも知られているブランドなので、子どもが安心して食べられます。パッケージもカラフルで喜ばれます。
職場の同僚向け:ミックスパック(10種×100g)が便利です。個包装されているので配りやすく、様々な味が楽しめます。私は毎回これを3〜4箱購入します。
お酒好きの友人向け:ワイングミやビール型グミがおすすめです。ドイツらしさがあり、話のネタにもなります。私の友人グループではこれが一番好評でした。
自分用・家族用:直売店でメガパック(1kg)を購入するのがお得です。1kg入りは日本では手に入らないサイズなので、特別感もあります。
持ち帰り時の注意点
ハリボーはグミなので、気温によって食感が変わります。私の失敗経験から、持ち帰りのコツをお伝えします。
夏場(6〜8月)にスーツケースに入れて持ち帰ったところ、一部のグミが溶けて固まってしまいました。夏の帰国時は、ハリボーを衣類の間に挟んで温度変化を最小限にすることをおすすめします。
冬場(12〜2月)は逆に固くなりすぎることがあります。帰国後、常温で1〜2日置いておくと、ちょうど良い食感に戻ります。
機内持ち込み手荷物に入れる場合は、グミが手荷物検査で問題になることはありません。液体制限にも該当しないので、スーツケースの重量が心配な場合は手荷物に入れるのも一つの方法です。
空港での購入は割高
フランクフルト空港やミュンヘン空港の免税店でもハリボーは販売されていますが、価格は市内の約2倍です。例えば、ゴールドベア200gが€2.99で販売されていました。
空港で買うメリットは、最後の最後まで購入できることと、ギフトボックスなどの特別パッケージがあることです。ただし、コストパフォーマンスを考えると、市内のスーパーか直売店での購入を強くおすすめします。
ドイツ人に聞いたハリボーの食べ方

ドイツ人の同僚や友人に「ハリボーの食べ方」を聞いたところ、興味深い回答がいくつかありました。日本人とは違う楽しみ方をご紹介します。
冷蔵庫で冷やして食べる
夏場、ドイツ人の友人宅で出されたハリボーが冷蔵庫でキンキンに冷やされていました。聞くと「夏はこうやって食べる」とのこと。試してみると、噛みごたえが増して、フルーツの香りも強く感じられました。
同僚の中には「冷凍庫に5分入れてから食べる」という人もいました。カチカチになって新食感が楽しめるそうです。私も試してみましたが、確かに面白い食感でした。
映画館のお供に
ドイツの映画館では、ポップコーンと同じくらいハリボーが人気です。映画館の売店ではハリボーの小袋(€2.50前後)が販売されています。
長時間の映画でも溶けにくく、音も静かなので、映画のお供に最適なんだそうです。
私もこれを真似して、映画を観る時はハリボーを持参するようになりました。特にコーラ味のハリボーは、炭酸を飲んでいるような気分になれて気に入っています。
パーティーの定番デコレーション
子どもの誕生日パーティーに招待された際、ハリボーがカップケーキやゼリーのトッピングとして大量に使われていました。カラフルなので見た目が華やかになり、子どもたちも大喜びでした。
透明なグラスにソーダ水とハリボーを入れた「グミソーダ」も人気だそうです。グミが少しずつ溶けて、味が変化していくのが面白いとのこと。
私も自宅で試してみましたが、見た目がインスタ映えするので、ホームパーティーにおすすめです。
まとめ:ドイツ在住者が伝える本場ハリボーの魅力

ドイツで生活していると、ハリボーは「特別なお菓子」ではなく「日常の一部」です。スーパーで気軽に買えて、価格も手頃で、種類も豊富。
それでいて、どこか懐かしく安心できる味なんです。ドイツを訪れる機会があれば、ぜひスーパーでハリボーコーナーを覗いてみてください。
日本では見かけない味やパッケージがたくさんあります。そして可能であれば、ボンの直売店にも足を運んでみてください。
量り売りコーナーで自分だけのミックスを作る体験は、きっと忘れられない思い出になるはずです。
この記事が、ドイツでのハリボー探しの参考になれば嬉しいです。カラフルなグミを通して、ドイツの日常を少しでも感じていただけたら幸いです。


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