ドイツ12月の平均気温は0〜4℃で、本格的な冬です。ベルリンは最高4℃/最低−1℃、ミュンヘンは最高3℃/最低−3℃で、地域によって寒さが大きく異なります。
北部は風が強く体感温度は−5℃以下、南部は雪が積もる日も多くなります。この記事では、地域ごとの気温差、体感温度、服装のコツまで、現地目線でわかりやすく解説します。
12月のドイツは、クリスマスマーケットの季節で街は一番キラキラしているけれど、同時に一年でいちばん冷え込む時期でもあります。私がドイツに住み始めた最初の12月、気温3℃という数字を見て「それほど寒くないだろう」と思っていたら、外に出た瞬間に風の冷たさで顔が痛くなり、慌ててマフラーを買いに走った経験があります。
ドイツの12月の気温:平均気温と気候

この写真は、12月のドイツの街並み。曇り空の下、石畳の道が濡れている様子が冬の雰囲気を物語っています。
12月のドイツは本格的な冬。平均気温は地域によって違いますが、全国的に見て最高気温3〜4℃、最低気温0〜−2℃が目安です。
北部は冷たい風が強く、南部のバイエルン地方では雪が降ることも多め。私の住む州も12月は本格的な冬で、寒さ対策が欠かせません。
- ベルリン:最高4℃/最低−1℃
- ミュンヘン:最高3℃/最低−3℃
- ハンブルク:最高5℃/最低0℃
地域ごとの寒さの違い|北と南でまるで別の国みたい?
ドイツは、地域によって気候がけっこう違います。北部は海に近く湿度が高くて「冷たい風が刺すような寒さ」。
一方で南ドイツは内陸型で空気が乾いていて、雪が積もることもしばしば。同じ国でも体感温度はかなり変わるんです。
2023年12月、私はハンブルクとミュンヘンの両方を訪れました。ハンブルクは気温5℃でしたが、港からの風が強く、体感温度は0℃以下。
一方ミュンヘンは気温−1℃でしたが、風がなく晴れていたので、意外と快適に感じました。

この図から、北から南まで、地域によって寒さのタイプが異なることが分かります。
- 北部(ハンブルク・ブレーメン):風が強くて肌寒い
- 中部(フランクフルト・ライプツィヒ):安定した寒さで過ごしやすい
- 南部(ミュンヘン・ニュルンベルク):雪景色の美しさが魅力
ミュンヘンの冬はまるで雪国!
特にバイエルン地方では、12月になると雪が積もる日も多くなります。私が2022年12月にミュンヘンを訪れた時、朝起きたら一面真っ白な雪景色でした。
気温は−5℃で、クリスマスマーケットでホットワインを飲んでいても、10分もすると手がかじかんできました。カップを両手で包んで温まりながら、「これが本場のドイツの冬なんだ」と実感しました。
降雪と日照時間の特徴|日が短いドイツの冬
12月のドイツは日照時間がとても短いんです。朝は8時頃にようやく明るくなり、夕方4時頃にはもう真っ暗。
私は毎朝7時に家を出るのですが、12月は真っ暗な中を通勤します。街灯とクリスマスイルミネーションだけが頼りで、最初は少し不安でしたが、今ではこの暗い朝も冬の風物詩だと感じています。
また、都市によっては雪が積もりやすく、スリップ注意の場所もあります。去年の12月、近所のスーパーに行く途中で、凍った歩道で滑って転びそうになったことがあります。
- 日の出:8時前後/日の入り:16時前後
- 晴れの日より曇りや雪の日が多い
- 北部より南部のほうが日照時間が短い傾向
暗くても美しい、ドイツの冬の街並み
日が短い分、夕方からのライトアップがより印象的に感じられます。特に12月は各地でクリスマスマーケットが開催されているため、夜の街はキラキラ輝いています。
私の住む街でも、12月になると市庁舎前の広場が巨大なクリスマスツリーとイルミネーションで飾られます。午後4時には既に暗くなっているので、仕事帰りにマーケットを覗くと、光と温かい食べ物の香りが疲れを癒してくれます。
旅行で感じる寒さと防寒対策

この写真は、冬のケルン大聖堂を捉えたものです。石造りのゴシック建築と曇り空が、ドイツの冬らしい落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
「気温3℃ってそんなに寒くないでしょ?」と思うかもしれませんが、実際に外に出ると想像以上に冷えます。理由は、湿度の低さと風の強さ。特に広場や川沿いでは体感温度が−5℃以下になることもあります。
屋外観光は「体感温度−5℃」を想定しておこう
12月のドイツでは、観光の中心が屋外。クリスマスマーケットや旧市街の散策、イルミネーションなど。
たとえ気温が3℃でも、風があると体感温度は−5℃程度まで下がります。鼻や頬がピリッと痛くなるような寒さなので、首・耳・手先の防寒は必須です。
2024年1月、ケルンを訪れた時のことです。気温は4℃でしたが風が強く、30分で手の感覚がなくなりました。

この図から、部位ごとに適した防寒アイテムを選ぶことが重要だと分かります。マフラーやニット帽などを活用して、寒い冬を快適に過ごしましょう。
- マフラー・ネックウォーマーで首を温める
- ニット帽やイヤーマフで耳の冷えを防ぐ
- カイロは現地より日本で持っていくのがおすすめ
風が強い日は顔が冷たくて痛い…!
そう、ドイツの風は日本よりも冷たいんです。特にライン川沿いやマルクト広場など開けた場所では、風の通り道になっていることが多く、肌がヒリヒリするほど。
私は冬の間、外出時は必ずマフラーで口元まで覆うようにしています。最初は「大げさかな」と思っていましたが、地元の人もみんなそうしているので、今では当たり前になりました。
服装の基本は”3層レイヤー”|寒さとシーンの両立がポイント
ドイツの冬は屋内と屋外の温度差が激しいため、重ね着で調整できる服装がベスト。外は氷点下でも、建物の中は20℃以上あることが多いので、脱ぎ着しやすいスタイルが重要です。
私の冬の定番スタイルは、ヒートテック+薄手のセーター+フリース+ダウンコート。室内に入ったらダウンとフリースを脱ぐと、ちょうどいい温度になります。
- 【アウター】ダウンコート or 厚手のウールコート
- 【中間層】フリース・ニット・薄手のダウンベスト
- 【インナー】ヒートテックやメリノウール素材の下着
重ね着で「屋外の寒さ」と「屋内の暖房」に対応しよう
ドイツの建物は断熱性が高く、屋内はとても暖かいです。外で凍えていたのに、レストランに入った瞬間「あつっ」と感じることも。
先日、友人とレストランで食事をした時、外は0℃だったのに店内は25℃くらいありました。ダウンコートを着たまま座っていたら、5分で汗をかき始めたので、慌いでコートとセーターを脱ぎました。
大きめのバッグやリュックに脱いだ服を入れられると便利です。
足元の防寒も重要|雪・雨に対応できる靴を選ぼう
ドイツの12月は地域によって雪が積もる日も多く、石畳の道が滑りやすくなります。普通のスニーカーでは冷たくなるだけでなく、滑って危険なことも。
防水仕様のブーツや厚手のソール付きスニーカーがおすすめです。私は去年の12月、普通のスニーカーで出かけて、トリーアの旧市街の坂道で滑って転びそうになりました。
その日は雨上がりで石畳が濡れていて、足を滑らせて手をついてしまいました。幸い怪我はありませんでしたが、翌日すぐに防水ブーツを買いに行きました(70ユーロ)。
それ以来、冬は必ず防水ブーツで出かけています。
- 防水タイプのショートブーツ or 冬用スニーカー
- 厚手の靴下 or 発熱ソックスを重ね履き
- 靴底がゴム素材の滑りにくいものを選ぶ
石畳がツルツルで転びそうになった…!
特に旧市街や歴史地区は、石畳が多くて濡れると滑りやすいんです。現地では”スノーブーツ風スニーカー”を履いている人が多く、見た目もおしゃれ。
私の友人は、クリスマスマーケットで、石畳の坂道を下っている時に滑って転んでしまい、膝を打撲してしまいました。それ以来、冬の外出には必ずゴム底の厚いブーツを履くようにしているそうです。
屋内では薄着でも快適!レストランや電車の暖房事情
ドイツの冬は「屋内が暑いくらい」なのが特徴。レストラン、ホテルなど、どこも暖房がしっかり効いています。
外ではダウンを着ていても室内ではTシャツ+カーディガンくらいで十分なこともあります。私の家も、冬は暖房で室温が22℃くらいになるので、家の中では半袖で過ごすこともあります。
- アウターはすぐ脱げるように軽めの素材を選ぶ
- 厚着より「重ね着+調整」がベスト
- 室内では乾燥するので保湿ケアを忘れずに
「外は極寒、内は常夏」な温度差に注意!
ホテルやレストランでは暖房がしっかりしていて、体が一気に温まります。ただし、乾燥もすごいのでハンドクリームやリップは必需品。
私は冬の間、常にハンドクリームとリップクリームをバッグに入れています。特に暖房の効いた室内にいると、1時間で唇がカサカサになるので、こまめに塗るようにしています。
地域別の気温差と特徴

この写真は、冬のドイツの旧市街です。カラフルな古い建物とクリスマスの装飾が、ヨーロッパの冬らしい華やかな雰囲気を作り出しています。
ドイツは南北に長い国なので、地域ごとに冬の気候がまったく違います。同じ12月でも、北部は冷たい雨が多く、南部は雪景色。
旅行先によって「寒さのタイプ」が変わるので、服装や計画を立てる前に地域差をチェックしておきましょう。私は仕事でドイツ各地を訪れる機会がありますが、毎回天気予報をチェックして、訪問先に合わせて服装を変えています。

北ドイツ(ハンブルク・ブレーメンなど)|風が強く湿った寒さ
北ドイツは海に近いため、風が強くて湿度が高いのが特徴。気温自体は氷点下まで下がる日が少ないけれど、冷たい風で体感温度は低めです。
雪よりも「雨+風」が多く、体が冷えやすいので、防風対策をしっかりしておくのがポイント。2023年12月、ハンブルクを訪れた時、気温は5℃でしたが、港からの風が強く、マフラーなしでは10分も外にいられませんでした。
- 平均気温:最高5℃/最低0℃
- 雪よりも雨やみぞれの日が多い
- 海風が冷たいのでマフラー・帽子が必須
気温より”風の冷たさ”がしみる…
ハンブルクなどの北部では、体感温度が気温より3〜4℃低く感じることもあります。風が強い日は、首や耳をしっかり覆うだけでずいぶん快適になりますよ。
私がハンブルクの港を散歩した時、風があまりにも冷たくて、カフェに駆け込んで温かいコーヒーを注文しました。地元の人に聞くと、「冬の港は風が強いから、みんな避けるんだよ」と笑われました。
中部ドイツ(フランクフルト・ライプツィヒなど)|寒いけど穏やかで過ごしやすい
中部ドイツは、北ほど風がなく南ほど雪も多くないバランスの取れた地域。平均気温は最高4℃/最低−1℃ほどで、観光にもちょうどいい落ち着いた寒さです。
街歩きやマーケット巡りも楽しみやすく、初めての冬のドイツ旅行にもおすすめです。私の住む地域もこのエリアに近く、冬は寒いけれど過ごしやすいと感じています。
- 雪が少なく、比較的過ごしやすい寒さ
- フランクフルトでは雨より曇りの日が多い
- 屋外観光にちょうどいい気候バランス
寒いけど、動いてると気持ちいい!
フランクフルトやハイデルベルクあたりは、冬でもどこか穏やかな雰囲気。晴れ間に出会えた日は、空気が澄んでいて本当に気持ちがいいんです。
写真もくっきり映るから、旅の記録にもぴったり。私は12月にハイデルベルク城を訪れたことがありますが、晴れた日だったので、城からの眺めが素晴らしく、写真もきれいに撮れました。
南ドイツ(ミュンヘン・ニュルンベルクなど)|雪景色が美しいが氷点下の日も多い
南ドイツは標高が高く、アルプスに近い地域では雪が多くなります。ミュンヘンでは最高気温3℃、最低気温−3℃前後が目安。
日中でもマイナスになることがあるので、防寒対策はしっかりしておきましょう。そのかわり、雪のマーケットやイルミネーションは格別の美しさです。
- 氷点下の日が多く、雪が積もることもある
- 空気が乾いていて冷たいが澄んでいる
- ホットワインやスープが最高においしい季節
寒さの中にある”ドイツの冬の魅力”
南ドイツの冬は、まるで絵本の中の世界。雪に包まれた街並みと、教会から流れる素敵な音楽。
寒いけれど、その寒ささえも旅の一部として楽しめる…そんな季節です。ミュンヘンのマーケットで飲んだホットワイン(Glühwein)は、スパイスが効いていて体が温まり、今でも忘れられない味です。
12月を楽しむ旅行のコツ

この写真は、夜のクリスマスマーケットの風景です。古い教会を背景に、温かい飲み物や食べ物を提供する屋台が並び、冬のドイツ観光を彩ります。
寒さを味方につければ、12月のドイツ旅行はもっと特別になります。ここでは、現地で快適に過ごすための工夫を紹介します。
私が友人にいつもアドバイスするのは、「防水のブーツかスニーカー」と「フード付きのアウターかニット帽」を必ず持っていくこと。急な雨や雪にも対応できるし、風が強い日も頭を守れます。
- 日が短いので観光は午前中心に計画
- カフェや博物館をうまく組み合わせて暖を取る
- ホットワイン(Glühwein)で体を内側から温める
寒い日こそ、ホットワインがご褒美!
クリスマスマーケットの定番・ホットワインは、体をポカポカにしてくれる冬の味方。スパイスの香りが広がる温かい一杯は、寒さを忘れさせてくれます。
現地の人たちも「寒い=楽しむチャンス」と捉えているんですよ。私も毎年12月になると、クリスマスマーケットでホットワインを飲むのが楽しみです。
地域によって味が違うので、色々な街で飲み比べるのもおすすめです。
まとめ:12月のドイツ旅行

12月のドイツは、平均気温こそ低いけれど、街全体が光と香りで満たされる季節。寒さに少しびっくりするかもしれないけど、そのぶん”冬らしさ”を全身で感じられます。
雪の中のマーケットやホットワイン、夜のイルミネーションはこの時期だけのご褒美です。旅行のコツは「寒さを楽しむ心」と「重ね着の工夫」。
気温の数字よりも、体感を意識して準備すれば、12月のドイツは最高の旅になりますよ。冷たい空気の中で味わうあたたかい時間、それがこの季節のドイツの魅力です。
私は毎年12月になると、クリスマスマーケットを巡るのが楽しみです。寒いけれど、その寒さがあるからこそ、温かい飲み物や食べ物が一層美味しく感じられる。
それがドイツの冬の魅力だと、今では心から思っています。


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