ドイツの硬水対策完全ガイド。知っておくべき4つのポイント

ドイツに来たばかりの皆さん、水のことで悩んでいますかー? 実は、ドイツの水は日本とはかなり違う。

硬水って聞いたことある? 今回はそんなドイツの水事情について、日本人の私が実際に経験したことをもとにお話ししていくよ。

硬水との付き合い方、ぜひ参考にしてね。

目次

ドイツの水事情。硬水との付き合い方を解説

ドイツに来て最初に驚くのが水の味。 「なんか日本とちがうな」って私は思った。でもそれは、硬水のせいだった。ここではドイツの水事情について解説するよ。

ドイツの水道水は飲めるの?安全性と味の違いを解説

「ドイツの水道水、飲んでも大丈夫なの?」ってよく聞くけど、結論から言うと飲めます!安全性は問題ない。 ドイツの水道水は厳しい基準で管理されているので、安心して飲めるよ。

でも、味は日本とはかなり違う。なぜならドイツの水は「硬水」だから。

硬水は、カルシウムやマグネシウムがたくさん含まれている水のことを言うよ。
日本の水は「軟水」で、ミネラルが少ないんだよね。

最初は慣れないかもしれないけど、多くの人は時間が経つと気にならなくなるよ。でも、どうしても苦手な人もいると思う。

そんな時は、ミネラルウォーターを買うか浄水器を使うがおすすめ。しかも硬水は料理にも影響するんだよね。

例えば、お米を炊くときに硬水を使うとお米が硬くなりやすいし、お茶を入れるときも味が変わってしまうことがあるよ。

日本vsドイツ:水の硬度を数値で比較してみた

では、硬水と軟水の違いを数字で見てみてみよう。 水の硬さを表す単位は「mg/L」と言われるよ。

日本の水道水の平均は約50mg/L。
ドイツの水道水は地域によって違うけど、平均で200mg/L以上もあります。

びっくりしない?4倍以上の差がある!

早速、具体的に見てみよう。
例えば、日本人の多いデュッセルドルフの水道水は約245mg/Lです。日本の有名なミネラルウォーターと一緒に比べてみるとその差がよくわかる。

・日本の水道水:約50mg/L
・南アルプスの天然水:約30mg/L

・ドイツの水道水:200mg/L以上
・デュッセルドルフの水:約245mg/L

この数字を見ると、ドイツの水がどれだけ硬いかわかるよね。でも、硬水といっても悪いわけじゃないよ。

ミネラルが豊富だからね。

日本の軟水に近いドイツのミネラルウォーター、実はあった!

「ドイツの水は全部硬水なの?」って思った方、ちょい待ち!軟水に近いミネラルウォーターがあるよ。

それが「ボルヴィック」。ボルヴィックの硬度は約60mg/Lで、日本の水道とほぼ同じくらい。ボルヴィックは、ほとんどのスーパーで買えるよ。

他のドイツのミネラルウォーターも試してみたけど、やっぱり硬水が多い。でも、硬水にも慣れてくるとその独特の味わいが好きになる人もいるね。 私も結構好き!

硬水がもたらす4つの影響:知らないと後悔する日常生活の変化

さて、硬水の基本は分かったと思うけど、実際の生活ではどんな影響があるのか見ていこう。

髪と肌のトラブル:ゴワゴワ&カサカサの原因は硬水かも

ドイツに来てから髪がゴワゴワしたり、肌がカサカサした? 実は、これも硬水の影響だよ。硬水はこれらのトラブルの原因になることがあるよ。

髪の毛の場合、シャンプーで洗ってもなんだかすっきりしない感じとか、髪が絡まりやすくなったり、ツヤがなくなったりすることもあるよ。それらの原因も硬水。

肌の場合は、乾燥やかゆみが気になることがあるよ。 特に冬は要注意。
ドイツの冬は乾燥しているので、硬水の影響でさらに肌が荒れやすくなる。

対策としては、シャワーヘッドを軟水化するものに変えるのがおすすめ。ionac(イオナック)というシャワーヘッドがいいって聞くし、実際つかってみたけどなんか水が違う気がした。

これを使うと水が軟水化されて、髪や肌への負担が少なるらしい。それから、シャンプーや石鹸も現地で売っているものを使ってみてね。

あ、あと保湿ケアももちろん大切。お風呂上がりは特に気をつけて、みなさんご存じの通りすぐに保湿クリームを塗ってね。

家電製品への影響:意外と知らない硬水の対策

硬水の影響は、髪や肌だけじゃない。 実は、家電製品にも大きな影響があるんだ。
特に注意が必要なのが、水を使う家電製品。 洗濯機、食洗機、電気ケトル、アイロンなど、意外と多いのよね。

これらの家電製品を硬水で使い続けると、中に白い粉のようなものがでてくる。これが「水垢(みずあか)」です。

ドイツ語ではKalk。この水垢、見た目が悪いだけじゃなくて、家電の寿命を縮めたり、性能を落としたりするんだよ。

例えば、電気ケトルを使っていると内側に白い粉がこびりついてきたりする。あれが水垢。
これがたまると、お湯を沸かすのに時間がかかったり、変な味がついたりするんだよね。

洗濯機や食洗機も要注意。目に見えない内部に水垢がたまってくから、知らないうちに故障の原因になることも。
それは、水垢が原因かもしれないよ。

じゃあ、どうすればいいの?って思うよね。大丈夫、対策はある。まずは、洗剤を選ぶときに気をつけて。
ドイツのスーパーやよく売っている洗剤には、「ANTI-KALK」って書いてあるものがあるよ。これは水垢対策用の洗剤なので、これを使うと良き。

それから、定期的にクエン酸や酢を使って掃除するのも効果的。電気ケトルなら水とクエン酸を入れて沸騰させると、水垢がきれいに取れるよ。

あとアイロンは特に注意が必要。スチーム機能を使うときは、必ず蒸留水を使おう。水道水を使うとアイロンの穴から水垢が出てきて、服についてしまうことがあるよ。

これらの対策を続けていけば家電製品も長持ちして、きれいに使えるはず。 最初は面倒だと思うかもしれないけど、慣れれば大丈夫です。 。

洗濯機やアイロンのお手入れ:カルキ対策の必需品とは

さて、ここからは具体的な家電のお手入れ方法について、もう少し詳しく見ていこう。 特に洗濯機とアイロンは、毎日使うものだから、きちんとケアしないと大変なことになる。

まず洗濯機のお手入れについて。洗剤を選ぶときは必ず「ANTI-KALK」または「Kalkschutz」という表示があるものを選んでね。普通の洗剤だけだと洗濯機の内部に水垢がどんどんたまっていくよ。

それから、月に1回くらいは空洗いをするのがおすすめ。 洗濯機用のクリーナーを入れて空洗いをすると、内部の水垢を落とせるよ。

クリーナーがない場合は、クエン酸を使ってみてね。大さじ2杯くらいのクエン酸を入れて、最高温度で空洗いすると効果的よ。

洗濯物を干すときも注意が必要。硬水で洗った洗濯物は、乾くと白い跡が付くことがあるよ。これを防ぐには、柔軟剤を使うのが効果的。含まれる成分が、水垢の付着を防いでくれるんだよ。

次はアイロンのケア。 アイロンは見た目以上に水垢の影響を受けやすい。 スチーム機能を使うときは、絶対に水垢は使わないでね。


スチーム機能を使うときは、必ず蒸留水を使うように。 水を使うとアイロンの穴から水垢が出てきて、一生懸命洗濯した服を台無しにしてしまうことがあるよ。

それから、アイロンの掃除も定期的にしてね。 市販のアイロンクリーナーを使うのが一番簡単。 でも、家にあるものでも代用できるんだよ。例えば、重曹とお水を混ぜてペースト状にしたものをアイロンの底面に塗って、古いタオルの上でこすると、水垢がきれいに取れるよ。

もしアイロンの穴が水垢で詰まってしまったら、つまようじで優しく取り除いてみてね。ただし、力を入れすぎるとアイロンを傷つける可能性があるから、注意が必要。

これらの対策を続けていけば、洗濯機もアイロンも長く快適に使えるはずだよ。めんどくさいかもしれないけど、ちょっとした工夫が大切だよ。

ドイツ生活を快適に:硬水対策の具体的な方法

さて、ここまで硬水の影響について話してきたけど「大変そう…」って思った人もいるかもね。でも心配しないでね。

ちょっとした工夫で、硬水との付き合い方はずっと楽になるよ。ここからは、より具体的な対策方法をご紹介するよ。きっとこれらを参考にすれば、ドイツ生活がぐっと快適になるはずよ。

飲料水の選び方:ボルヴィックが日本人の味覚にぴったり

まず、飲み水の選び方について話すよ。 前にも少し話したけど、日本人の感覚に合う水といえば、やっぱりボルヴィック。 なぜボルヴィックがおすすめなのかをもう少し詳しく説明するよ。

ボルヴィックの最大の特徴は、その硬度。約60mg/Lという硬度は、日本の水道水とほぼ同じ。だから、日本の水に慣れた私の舌にも違和感なく受け入れられるんだよ。

他のドイツのミネラルウォーターと比べて、その違いは歴然。
例えば、ゲロルシュタイナーという有名なドイツの水は、硬度が1,312mg/Lもあるの。ヴィッテルでも300mg/L以上あって、日本人にはちょっと硬すぎると思う。

ボルヴィックは、ほとんどのスーパーで手に入る。ただし、注意点もあります。
ボルヴィックを使う量が多いと、結構な出費になる…。

でも、日本食を作るときや美味しいお茶を飲みたいときは、やっぱりボルヴィックが一番。硬水で炊いたご飯って、なんだかパサパサして美味しくない。風味が違うと思う。

とりあえず、全ての用途でボルヴィックを使う必要はないと思う。自分のめんどくさくない範囲でやっていこう!

それから、ボルヴィック以外の軟水を探してみるのも面白いかも知れない。新しい発見もあるかも。

浄水器選びのポイント:ブリタだけでは足りない?

さて、次は浄水器について。 ドイツで生活していると、よく目にするのがブリタの浄水器だよね。

まず、ブリタの仕組みについて説明していくよ。 ブリタは、水に含まれる不純物を除去するフィルターを使っていて、 塩素の除去や水の味を良くする効果があるんだよ。でも、実は水の硬度を大幅に下げる効果はあまりないんだ。

ブリタの公式サイトを見ても、水の軟化については特に謳っていないんだよね。 一部の報告では、硬度を20%程度下げる効果があるみたいなんだけど、それでもまだ硬水の範囲内。

例えば、デュッセルドルフの水道水の硬度は約245mg/Lです。これをブリタで20%下げたとしても、まだ196mg/Lくらい。日本の水道水(約50mg/L)と比べるとまだまだ硬いよね。

じゃあ、どうすればいいの?って思うよね。 実は、硬度を本格的に下げるには、イオン交換樹脂を使った浄水器が必要なんだよ。

これらの浄水器は、水に含まれるカルシウムやマグネシウムをナトリウムに置き換えることで、水を軟らかくするんだよ。

ただしこういった本格的な軟水器は、設置に手間がかかったり、価格が高かったりするデメリットもあるよ。賃貸住宅に住んでいる場合は、設置が難しいかもしれないね。

そこで私のおすすめは、用途によって使い分けること。 飲み水や料理用にはボルヴィックなどの軟水を使い、洗濯や掃除にはブリタで軽く濾過した水を使う。と言うような感じ。

それから、最近では携帯用の軟水器も出てきているよ。 これは、水筒にセットして使うタイプのもので、外出先でも軟水が飲めるよ。 出張や旅行が多い人には、特におすすめ。

いろんな方法を組み合わせることで、より快適な生活を送ることができるかもね。自分に合った方法を見つけていくのが、ドイツ生活を楽しむコツかもしれないね。

シャワーヘッドの交換で肌と髪を守る:イオナックの効果と使い方

さて、ここまで飲み水や家電製品の話してきたけど、実は一番気を付けなければいけないのがシャワー。毎日使うものだから、その影響は大きいのよ。

硬水でシャワーを浴びると、髪がゴワゴワしたり、肌が乾燥しがち。 特に、肌の弱い人や赤ちゃんは要注意かも。 でも、大丈夫。 シャワーヘッドを交換するだけで、かなり状況が改善されるよ。

お勧めなのが、イオナック(ionac)というシャワーヘッド。 これ、すごいですよ。 シャワーヘッド内で微弱な電流を発生させて、硬水の主であるカルシウムやマグネシウムの結晶成分を変化さるの。結果として、水が軟らかくなるわけ。

使い方も簡単。今使っているシャワーヘッドを外して、イオナックに付けるだけ。ほとんどのシャワーに対応しているので、取り付けるのに困ることはないと思う。

価格は少し高めですが、効果を考えれば元は取れる。ついでに、カートリッジは4ヶ月に1回交換するだけでOK。年間の維持費も十分高くないよ。

実際に使ってみると、その違いを感じると思う。 髪の毛がサラサラになるし、肌もしっとり。

ただし、注意点もあるよ。イオナックは水を軟化させるけど、完全に日本の水と同じにはならない。また、シャワーの水圧が少し弱くなることもあるよ。でも、それを差し引いても十分にメリットはあると思う。

それから、イオナック以外のシャワーヘッドもあるよ。 例えば、ビタミンCを含んだフィルターを使ったものとか、セラミックボールで水を浄化するものとか。 いろいろ試して、自分に合ったものを見つけたのも面白いかもしれないね。

ドイツでの生活、最初は大変かもしれないね。でもこういった工夫を重ねていけば、きっと快適に過ごせるよ。

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