ドイツってお城やビールだけじゃなくて”家”もめちゃくちゃ奥深いんですよ。木組みのファッハヴェルクやカラフルな町並み、そして世界最先端のエコハウス…。
でも、実際に住んでみないと分からないこともたくさんありました。
私はドイツでアパートに住んでいましたが、大きな窓、地下室、ハイツング(セントラルヒーティング)の快適さに感動した一方で、暖房費の高さ、防音の悪さ、湯舟がないなど、日本との違いに戸惑うこともありました。
この記事では、ドイツの家の魅力と現実を、私の実体験を交えながら正直にお伝えします。
私が住んだドイツのアパート

タイプ:アパート(集合住宅)
築年数:新しくはない(たぶん築50年以上?)
特徴:
- キッチン付き
- 地下室あり
- 大きな窓
- バルコニー付き
ドイツの家で驚いたこと・困ったこと

① 地下室がある!
日本のアパートには地下室なんてないから、最初は「これ何に使うの?」って思いました。
私の使い方:
- 使わない荷物の保管
- 冬用のタイヤ
- スーツケース
ドイツ人の使い方:
- ワイン貯蔵
- 自転車置き場
- DIY工房
地下室があると、部屋の中がスッキリするのが最高でした。
② 窓がめちゃくちゃ大きい
ドイツのアパートは窓が大きい。
日本のアパートの窓と比べると、2倍くらい大きい気がします。
メリット:
- 部屋が明るい
- 開放感がある
- 冬でも日光が入る
デメリット:
- カーテンが高い
- 夏は暑い
でも、ドイツの冬は長いから、この大きな窓のおかげで部屋が明るくて救われました。
③ ハイツング(セントラルヒーティング)が快適すぎる
ハイツング(Heizung)は、ドイツのアパートに標準装備されているセントラルヒーティングです。日本のエアコンと違って、温水が部屋全体を暖めます。
ハイツングの良いところ:
- 部屋全体が均一に暖まる
- 乾燥しにくい
- 静か
ハイツングの悪いところ:
- 暖房費がまぁまぁかかる(後述)
冬のドイツで生活するなら、ハイツングは必須です。
④ 暖房費がまぁまぁかかる
ドイツの冬は長いので、暖房は11月から4月くらいまで使います。
暖房費の目安:
月100〜150ユーロ前後(約2〜3万円)
ただし、これは後払いで、毎月の家賃に上乗せして払う「前払い金」と、年末に来る「精算書」で差額を調整します。
私の経験:
最初の冬、暖房を我慢して使わなかったら、部屋がカビだらけになりました。ドイツでは「暖房をケチるとカビが生える」ので、適度に使うことも大切です。
⑤ 防音が悪い
築年数が古いアパートは、防音がかなり悪いです。
よくあること:
- 上の階の足音が聞こえる
- 隣の部屋のテレビの音が聞こえる
- 階段の話し声が響く
日本のマンションと比べると、防音性能はかなり低い気がします。実際に隣の人の鼻をかむ音がよく聞こえます。
対策:
- 耳栓
- 騒音が気になる時は管理会社に相談
⑥ トイレとバスルームが一緒
ドイツのアパートは、トイレとバスルームが一体型です。
日本みたいに「トイレだけ別」という間取りはあまりありません。
困ること:
- 誰かがシャワーを浴びている時、トイレに行けない
- 朝の時間帯は取り合いになる
一人暮らしなら問題ないけど、家族やカップルで住む場合は不便です。
⑦ 湯舟がない
これが一番辛かった。
ドイツのアパートには、湯舟がない物件が多いです。 私が住んだアパートもシャワーだけでした。
物件によっては湯舟がある場合もありますが、その場合は:
– シャワーと湯舟が一体化している(バスタブの中にシャワー)
– シャワーと湯舟が分離している(珍しい)
のどちらかです。 ただし、湯舟付き物件は家賃が高いことが多く、また湯舟があっても日本のように深くないので、肩まで浸かれないことも。
日本人としては、やっぱり冬に湯舟に浸かりたいですよね…。
日本人としては:
- 冬にお風呂に入りたい
- 疲れた日は湯舟に浸かりたい
でも、ドイツ人は基本的にシャワー文化なので、湯舟がある家は少ないです。
対策:
- 銭湯やサウナに行く
- 日本に帰国した時に温泉を楽しむ
- ポータブルバスタブを買う
ドイツ人の一軒家に招待されて驚いた話

ある日、ドイツ人の同僚の家(一軒家)に招待されました。
めちゃくちゃでかかった
驚いたポイント:
- 玄関が広い(靴を脱ぐスペースがある)
- リビングが20畳以上
- キッチンが広い(アイランドキッチン)
- 地下室がある(ビール貯蔵+トレーニングルーム)
- 庭がある(BBQスペース)
感想:
「アパートと一軒家、こんなに違うんだ…」
ドイツ人の同僚は「これでも普通のサイズだよ」と言っていましたが、日本の感覚だと「豪邸」です。
地下室がビール貯蔵庫&トレーニングルーム
一番驚いたのは、地下室にビール貯蔵庫とトレーニングルームがあったこと。
地下室の温度:
- 年間を通じて12℃前後で安定
- ビールやワインの保存に最適
トレーニングルーム:
- 友達が遊びに来た時に一緒にトレーニング
- 防音性が高いので夜でもOK
「ドイツ人の余暇は家で完結できるんだな」と思いました。
ドイツの家で好きだったこと5つ

① 広いキッチン
ドイツのアパートは、キッチンが広い。
日本のワンルームだと、キッチンが1畳もないことが多いですが、ドイツのアパートは4-6畳くらいあります。
良かったこと:
- 料理がしやすい
- 友達を呼んで一緒に料理できる
- 食器棚が大きい
② 大きな窓
前述の通り、窓が大きいのが最高でした。
特に冬は日照時間が短いので、大きな窓から入る光がとても貴重です。
③ バルコニー
バルコニーがあるアパートは、春〜秋に最高です。
私の使い方:
- 朝のコーヒー
- 夜のワイン
- 洗濯物を干す
ドイツ人は、天気が良い日は必ずバルコニーに出ます。
④ 地下室
前述の通り、地下室があると収納に困りません。
⑤ ハイツング
ハイツングの快適さは異常。
日本のエアコンと違って、部屋全体が均一に暖まるので、冬でも快適に過ごせました。
ドイツの家で嫌だったこと4つ

① 暖房費がまぁまぁかかる
前述の通り、月100〜150ユーロ前後かかります。
② 防音が悪い
前述の通り、上の階の足音や隣の部屋の音が聞こえます。
③ トイレとバスルームが一緒
前述の通り、一体型なので、誰かがシャワーを浴びている時はトイレに行けません。
④ 湯舟がない
これが一番辛かった。
冬に湯舟に浸かりたい時、シャワーだけだと物足りない…。
エリア別:人気ハウスタイプ5選

一口に”ドイツの家”と言っても、北と南、西と東で外観もレイアウトも激変。旅行者が「同じ国なの?」と驚くほど個性豊かな地域色を、5タイプに分けて紹介します。
① バイエルン=南ドイツの切妻屋根
南部は積雪多めなので急勾配の切妻屋根が定番。外壁は漆喰ホワイト+フラワーボックスで”絵画のような村”が点在する。
② 北ドイツ=レンガの漁師ハウス
北海・バルト海沿岸は雨風を防ぐレンガ造が主流。窓枠をホワイトで縁取るのが伝統的スタイル。
③ ライン地方=カラフル木組み町家
木組みにパステルカラーを施した家が多く、玄関先にワイン樽を花台として再利用。観光客が一番写真を撮るエリア。
④ ベルリン=アパルトメント宮殿
首都ベルリンの築120年アパルトメントは外観が宮殿風。室内は天井高で開口部が大きく、ギャラリーとして使う住人も。
⑤ 旧東独=プレファブ団地の進化形
コンクリ四角いプレハブ団地も近年はアーティストがリノベし、内装は北欧モダン+共用庭でBBQというオシャレ空間に。
賃貸vs購入:メリット・デメリット比較

ドイツで生活するときに必ず迷うのが「賃貸で住むか、購入するか」。
賃貸のメリット
- 初期費用が低い
- 保守・修繕の必要がない
- 引っ越しが自由
賃貸のデメリット
- 家賃が高騰している
- DIYに制限がある
- 資産にならない
購入のメリット
- DIY自由
- 資産形成
- リノベ補助金あり
購入のデメリット
- 初期費用が高い
- 保守・修繕が必要
- 引っ越しが難しい
まとめ

ドイツの家は、大きな窓、地下室、ハイツングの快適さが魅力ですが、暖房費がまぁまぁかかる、防音が悪い、湯舟がないなど、日本との違いに戸惑うこともありました。
でも、広いキッチン、バルコニー、地下室など、ドイツの家ならではの魅力もたくさんあります。ドイツで実際に住んでみて、ドイツの家の良いところも悪いところも体験できました。
これからドイツに住む人、ドイツの家に興味がある人の参考になれば嬉しいです!


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